・美術、骨董品の梱包 その1

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 古美術商という仕事柄、私はこれまでいくつもの品物を梱包~発送してきました。同業者へ商品を送るのは勿論、ネットオークションの落札者に送ったり、オークション会社に送ったり。しかも、扱う品のほとんどが美術・骨董品ですから常に気を遣いつつの梱包となります…。

 今まで大きな事故には見舞われていないものの、周囲の話を聞くと配送に関するトラブルは尽きないようです。破損がほとんどですが、誤配、行方不明等々…。こちらからの発送に加え受け取る立場になることもあるのですから、美術業者でなくともそういったことに巻き込まれた経験のある方は意外と多いでしょう。
  
 これは実際の当事者に聞いた話ですが、以前ある美術系ショップで運送中の破損事故が多く問題になったことがありました。その店は某大手宅配便と契約しており比較的割安に荷物を発送できていたのですが、破損事故の割合が多いため業を煮やして担当者を呼んだのです。しかし、運送会社側も「毎度補償させられてはたまらない。梱包が悪いのではないか?」と考えていたらしく、ちょうどよい機会ということで話し合いの場が持たれることになりました。

 まあ、運送会社側としても何か言いたくなるのはわかります。特別高額な商品には別の保険を掛けるにして、通常は数百円程度で数万、数十万円の「コワレモノ」を運んでいるのです。壊れたとなればその額を補償してもらうのは店側で、損害を被るのは運送会社。実際に補償するのは当の会社か別の保険機関かは不明ですが、どちらにしても運送会社として好ましいことではないでしょう。話し合いの内容まではわかりませんが、お互いあれこれと意見した後、「次にこの手の破損事故が起きた場合、契約を解除する」というような感じでいったんは決着を見たようなのですが…。

 しかし、この話し合いの直後、契約はアッサリ解除されることにります。その原因とは? そして、どちらに非があったのでしょうか…?
※その2に続きます。

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