・300円で美術品?

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 骨董品…というわけではないのですが、先日ある美術工芸品(?)をお店で買いました。買値は300円。300万円じゃありませんよ。たったの300円。それも複数の品を買っての話です…。

300円。普通なら骨董品や美術品らしき物を買える値段ではないでしょう。しかし、この価格でも選び方によっては面白い物を拾えるお店があります。そう「リサイクルショップ」です。

 ただ、「価値の高い美術品を300円で拾った」とか「格安で凄い骨董品を掘り出した」という話ではありません。安いと言えば安いですが、ショップでこの価格だったとしても不思議はない品と言ってよいでしょうか? 

 こういった安物の良い点は、「手元に残る」ということ。物の良し悪しは別にして、古物として扱っても全く儲からない品なのです。数をまとめて山にしても千円・2千円なら、売るだけ手間損というものでしょう。

 逆に、もう少し高い品の場合「しばらくすると売る」という感じになってしまいます。自分用に買った品でも、売って5千円・1万円なら「ついでに売っちゃうか…」という感じになるのはお分かりいただけるかもしれません。もっとも、ここが私の貧乏性なところですが、こういった安物を買うのは「趣味の範囲」で美術品らしきものを買う(探す)楽しみを味わえるからでしょう。

 さて、私が買った品。一つは「ある陶器」です。珍しい用途の品ではありませんが、陶芸家はそれほど作らない品かもしれません。ショップの売値も総じて安めですし、ちょっとしたコレクション性を持っているためデキの良いものを見つけるとつい買ってしまうのです。これが200円…。

 もう一つ、といっても「二つで100円」にしてくれたのですが(笑)、これは「ある工芸品」です。通常売っている物より遥かに小さいミニチュアサイズ。しかし、時としてミニチュアサイズの品は手元に置きたくなるものです。

 しかもこの品。二点とも在銘~つまり作者の銘が入っていました。私の詳しいジャンルの品ではなかったものの、その後ネット検索から簡単に作者が判明。売られている価格が高い工芸品というわけではないようですが、きちんとした作者の手によるこの品は、とても良い買い物だったと思っています。

※この話は、後日『裏美術売買』のカテゴリー「リサイクル定期通信」で購入品の写真を交えた連載記事にする予定です。なお、現在同カテゴリーでは長編を連載中ですので、掲載はかなり後になると思います。ちょっと面白い話だったのでダイジェストとして1つの記事にしましたが、『裏』をご覧の皆様はしばしお待ち下さい。

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コメント

う〜ん、気になりますね。
なんでしょう?
△△では無いでしょうし…。
写真付きの記事が楽しみですね。

 △△ ← 正解です(笑)。

 たまに、コメント欄で次回の推測を書かれちゃったりするんですが、今回は正解ですので伏字にさせていただきました。それにしても、さすがの推理力ですね。

 現在『裏』で長編を書いていますので、この記事はかなり後の掲載になると思います。気長にお待ち下さい。

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