・企画画廊・貸し画廊 その5

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 企画画廊で個展をやったのに、次の個展は話し合いもせず別の画廊でやってしまう。アマチュア的な活動をするならともかく、これでは作家も画廊も育つことができません。

 企画画廊は事務所でありプロデューサー、作家は文字通りアーティスト。美術の世界はわかりづらくても、仕事と考えれば活動方針もわかりやすくなります。アッチコッチと活動場所を移しては、評価も定まらないというものです。

 作家と付き合うと、アートとビジネスを結び付けたくないという人も中にはいるようです。ただ、私は画家であれば絵を描く仕事で食べて行ければ(収入を得られれば)、それに越したことはないんじゃないか…? と考えながら仕事をしています。勿論、私の作品で儲けてくれるな、私の作品は売り物じゃない…という作家もいるかもしれません。勿論、それは尊重しなければならないでしょう。個人の活動は自由です。

 その上で、宣伝・営業活動をして作家を紹介し、作品を見て気に入った人に買っていただき、画廊も利益を出しつつ次の作品(作家)を紹介していく…。これが基本的な企画画廊の仕事ではないかと思っています。

 さて、この記事をご覧になっている方は、美術コレクターばかりではないでしょう。検索からきた若い作家の方もいると思います。企画画廊と貸し画廊の違いは以前に書きましたが、ではどのように画廊を選べばよいのでしょうか?

※その6に続きます。

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コメント

この調子なら、年に1回しか拝見できないだろうと思っていましたが、やはりそうなりましたね。

業として成り立つためには、作家も画廊もある程度の利益が確保できなくてはならない。おっしゃる通りだと思います。

何の相談もなく次々取引相手を変える作家は芸術的才能はあっても、生活能力には欠ける人なのでしょう。

検索からきた若い作家さんではなく、単なる美術コレクターであっても、若い作家がどのように画廊を選べばいいのか大変興味あるところです。続きを楽しみにしております。

コメント有難うございます。

まず、年イチでも読みにきていただけたのが嬉しい限りです(笑)。私自身が骨董系から離れつつあるのですが、今年は去年より記事をアップしようかと考えています。まあ、3記事アップすれば達成なんですが…。ともかく、いつも書いてますが自分のペースで行きますのでよろしくお願いします。

優れた資質を持つアーティストが、必ずしも成功するとは限らない。音楽でも何でもそうなのでしょうが、改めてそんなことを感じています。やはりプロとして活躍する以上、社会性というのは必要になってきますね。

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