・骨董と日用品 その1

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 古美術・骨董品を買う目的と言えば「鑑賞する」「使う」ということになると思います。が、いざ買ってみると案外「使わない」「押入れに仕舞いっぱなし」というケースも多いのではないでしょうか?

 理由の1つとして、コレクション性があるものなので壊したくない、キズをつけたくないという点があるでしょう。あるいは購入価格が高額で「日常使いにはちょっと…」ということもあると思います。飾るだけならともかく、使うとなると「そのうち…」と思いつつ何年も放置してしまったりするものです。

 以前、私も魯山人の汲出を「自分用に…」と取っておいたことがあるのですが、全く使わないまま売ってしまいました。1-2年放置して、結局いつもの商売同様売ってしまったのですから「それなら最初から売っておけよ」とツッこまれても仕方ありません。私の場合は、貧乏性ということもあるのでしょう。日用使いの食器を見回してみると、昔から使っている安物がほとんど。普段仕事で扱っているような陶器ではなく、その辺のホームセンターで売っている感じの器が多いです。

 ただ、しばらく前からよく使う器に関してはソコソコの品を使うようになりました。主に酒器や湯呑、おつまみを入れる小鉢等ですが、やはり良い器を使うと気分も良いもの。お酒でもツマミの乾き物でも、一回り美味しくいただけるような気がします。

 とは言え、「良い器」と言っても購入価格が高い品ということではありません。例えば作家物なら古物(2次流通品)として買った物なので、買値が極端に安かったりするのです。作品の発表時点では1客数千円、あるいはそれ以上した作品もあるのでしょう。「数千円」と書くとこの世界では「安物」という感じですが、例えば湯呑1客5千円、ぐい呑1客1万円としたらどうでしょうか? 表面的な値段で品物の良し悪しや好みが決まるわけではないですが、普段使いの器としては高価でしょう。

 勿論、「元の価格が高いから使う」というわけでもありません。パッと見て気に入った品が安かった、名のある作家の品で日用使いに良さそうな器が激安だった…。こういうとき、自分用に買ったりします。単に元の価格が高いだけのツマラナイ品なら、使っても楽しくありません。

 こういった「日用品」「普段使いの品」を良い作品で揃えるのも楽しみの1つだと思うのですが、次に私なりの「あまりお金を掛けない楽しみ方」をご紹介したいと思います(笑)。

 ※その2に続きます。

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