・我が家の食器が商品に…

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 自宅から少し歩いた所に、古道具を扱うお店ができました。店主は若いお兄さん。古物を扱っていますが、骨董・古道具店というよりも、シャレた雑貨屋さんに近い感じの雰囲気です。

 しばらく話しながら店内を見ましたが、昭和40~50年代に使われていたような食器が売られています。失礼ながら、今でも普通の家やリサイクルショップによく置いてある商品で「儲かるのかいな?」などと思いましたが、そこは他人様の商売。売られていたある食器が以前私の家にあった物と全く同じだったので、「うちにも同じ様な物で使ってないのがありますから、今度差し上げますよ」などと話した後、お付き合いとして小物を買いお店を後にしました。

 数日後、こちらも家の近所にある馴染みのリサイクルショップに行きました。オープンしたお店に行ってきたという話をしたところ、何と店主のお兄さんがそのリサイクルショップへ買い出しにきていたというのです。そして、そこで昭和後期頃の食器を何個も買っていたとの話でした。1つ30円、50円くらいの品がほとんどだったとか? 私は、ピンときました。実は、その2ヶ月くらい前、実家のいらない食器を整理~このリサイクルショップにタダであげていたのです(買い取ってくれと言っても、値段は付かなかったと思いますが…)。私がお兄さんの店で見た食器、それは断言できないものの、どうやら我が家の物置に眠っていた食器のようでした。

 捨てられるよりも、商品として流通してくれるならそれが一番でしょう。欲しい人の手に渡れば、品物も生きるというものです。しかし、柄やデザインはあるにせよ、キャラクターも何も入っていない普通の食器に些少ながらも「プレミア」をつけて販売する方がいるとは思いませんでした。昭和の後半と言えば、食器にしても既に大量生産が可能となっていますし、欲しければリサイクルショップ等で極めて安く手に入るからです。現在でも、普通に家で使用している方も多いでしょう。

 ただ、何に美や面白さ・価値を見出すか、人それぞれなのは言うまでもありません。また、昔の古美術商は相手にしなかった明治の印判皿なども、今となってはある程度の価値が見出されています。明治と昭和の量産品では物量が違いすぎますが、私達が子供の頃に使っていた「何となく懐かしい柄」の食器に骨董としての価値が見出される可能性も、ないとは言えないのかもしれません。

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