・2016 ネットオークション雑感 その1

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 私が積極的にネットオークションを利用していたのは、もうずいぶんと前のことです。その頃はネットオークションを利用して美術・骨董品を売っている美術商も今ほど多くなく、名のあるお店はあまり参入していませんでした。当時「ネットオークションで売っている」などと話すと、年配の美術商などから奇異の目で見られたものです。

 しかし、時が経つにつれ参加する業者も少しずつ増えていきました。10-15年前と比べ、インターネットの利用が日常のものになってきたことも大きいでしょう。物を売るにも買うにも、今はネットが主流。美術品に限らずの話ですが、ネットオークションでの売買も今や「ごく普通のこと」になっています。

 一方、出品数が莫大になってくると「普通の品」の落札価格は下落していきました。当然でしょう。これだけ毎日大量に出品されれば、美術品の世界でも需要と供給の関係が働きます。人気の品、上手の品、珍しい品はともかく、それ以外の品の値段が下がるのは自然な流れ。以前は古美術店や骨董市でしか見かけなかった「お宝」が次から次へと毎日出され続け、そこそこ名のある画家や陶芸家のちょっとした作品が(業者の交換会同様)数千円程度で取引されるケースも日常の光景となったのです。

 そういった兆候が見え始めた頃、私はネットオークションを離れました。主に売る方で参加していたのですが、出品作業や落札相手との連絡・発送に意外と手間取りますし、ネットオークション自体の雰囲気も始めた頃と比べ少しギスギスしたようなものを感じるようになっていたのです。また、次から次へと溢れかえるように出され続ける「お宝」に辟易してしまったという理由もあったでしょうか?
 
 以来、あまりネットオークションをチェックしない状態が続いていたのですが、昨年の中頃、ある理由からネットオークションのページを詳しく見る機会がありました。そのとき久々にページ全体を見渡してみたのですが、そこには以前とは少し違う景色が広がっていたのです。

※その2に続きます。

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