・ヘヴィーな茶会

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 骨董品や商売の話という訳ではないですが、以前ちょっと笑える場面に遭遇しました。

 祝日のある日、私は所用で某美術館に出かけました。仕事は予定より早く終わり美術館も一通り見学させてもらったのですが、それでもまだお昼過ぎくらいの時間。その日は他に予定がなく空いた時間をどうしようかと考えましたが、近所に比較的有名なお寺があるのでとりあえず見学に行くことにしたのです。

 名刹、しかも祝日という事でお寺は思ったより賑わっていました。一通り見学し脇の方へ行ってみると日本庭園があったのですが、どうやら茶室で茶会が催されているようです。着物を着た上品そうなご婦人達が、笑顔で挨拶しながら次々と中へ。穏やかな日差しの中、私も庭園内にあるベンチでお茶とシャレ込むことにしました。と言っても、近くの自販機で買ったお茶です。日本庭園を前に、お茶を飲みつつ私は空いてしまった時間をどうしようかと考えました。買い物に行こうか、何か見学にでも行こうか、トットと帰ろうか…。

 と、ボケっとしているところにいきなり「ジャーン」という大音響。すぐ近く、というわけではないのですが、ハッキリ音が聞こえるくらいの距離で明らかにバンド、しかもヘヴィーメタルの演奏が始まったようです。近所に何かの会場でもあるのか、祝日なので路上ライブでも行なわれているのか、ともかく大音響と共にヴォーカルが「シャウト」し始めました…。

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 私は目の前にある茶室の中が気になってきました。「本日はお日柄も良く…」「結構なお点前で…」と、のどかな日和の中ご婦人たちが茶会を催しているところに、いきなりヘヴィメタの大音響。先程までの「まったり」した気分から一転、私はあれこれ想像して笑いをこらえるのに必死となっていました。私一人そこで笑っても茶室の中までは聞こえなかったでしょうが、何か中のご婦人達に悪い気がして笑えなかったのです。

 上品なご婦人、のどかな日和、名刹での茶会、そしてヘヴィーメタル…。この取り合わせに、私はちょっと幸せな気分になりました(?)。当日のご婦人達にも、後から笑って話せる思い出となっていれば良いのですが…。
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